2011年7月16日土曜日

ガルデルとフォルクローレ(6)

⑥:フェデリコ・クルランド:1878年8月28日,バイアブランカ生まれ,パジャドール,歌手,パジャドール黄金時代に生き,ガビーノ・エセイサ,ホセ・ベティノッティ,アンブロシオ・リオ,ナバス,等の当時の彼等知名達とコントラプント(即興詩の競演)をリード共有した。ガルデルは彼とはあの時代に何等かの親交を交わしていた。そして,彼の作品“エス・エン・バーノ”をレパトリーに取り上げ録音したのだが,原作所有争議に発展してしまう。この詞は彼クルランドが1909年に“チィスバス・アスール(蒼い火花)”として発表した詩である。1917年5月13日,ブエノスアイレス没。

⑦:ホセ・マルモル:詩人,1817年12月2日にブエノスアイレスに生まれる。
1840年に自分の意思によりモンテビデオへ移住する。そこで独裁者ロサスに向けた拘束の無い反旗の文筆活動に励む。亡命先にて有名な小説“アマリア”と“カント・デル・ペレグリーノ(巡礼者の歌)”及び彼の詩集とドラマ“エル・ポエタ(詩人)”と“エル・クルサード(交差)”を発表した。1852年後には詩作を放棄した後,ブラジル政府国会議員,全権公使など勤める。彼の詞“メランコリア(憂鬱)”はガルデルにより“ブリサス・デ・ラ・タルデ(黄昏のそよ風)”として1912,年にコロンビア・レーベルのレコードに吹き込みされた。また,1917年のナショナル・オデオン・レーベルのレコードには唯単に“ブリサ(そよ風)”に題名された同じ詩を録音している。マルモルは1871年8月12日にブラジルで没した。

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