2010年5月29日土曜日

パリのガルデル(4)ホセ・アギラールの回想から

我々がカルロスを同伴したパリでの、日々の余りにも多い出来事の思い出がある、その中からこのページに残すのを選ぶのは困難だ。ガルデルの出演した様子と後でフロリダのデビューを前回の項ですでに語ったが、同じ様にフランス共和国大統領{a}出席上に(“エル・カルテーロ(馬車引き)”を秘書官から通して求めた)の元で実現した、ミルク杯慈善行事の名誉あるフエスティバルにあの我々の演奏が随一度参加した思い出。
その他各地での公演でガルデルにより獲得した好感と尊敬に随行する人気増大は明白である。フロリダにての出演に関して言えば、それは全て大当たり。時間は著名な観客とより上層階級が集まる明け方の一時に我々は登場、インターナショナル的の著名な名士達や南米人達が姿を現した。

ドミンゴ・トルテローロ{b}との出会い:
もう我々はガルデルの競馬に熱狂するところを承知していたし、ある夜私に彼が言う様子に満足憾を想像できた;今夜誰が来るか知っているかい?
尋問的に見る小生に、説明した。
ミンゴ(ジョキー)、、、私によろしくて、
言うには挨拶に来るてよ;結果はその通り。
その夜、フロリダのテーブルには、
ドミンゴ・トルテローロと友人グループがいた。
ガルデルの演唱の中での彼らはより熱狂的;
執拗にアンコールを要求、
彼らの喝采はクリオージョ丸出し、
我々の歌と演奏曲で大感激。
ガルデルが歌い終わるとテーブルに招かれる。
あそこの友人達のテーブルに往く事になり、
全員の目の前で、ガルデルは全友人に抱擁で迎えられる。
この様な事柄は重要ではないと判断されるが、、、
数年の長期に呼び帰り感動を感じる。
実は我々は全員で結び付いているのだ、
けれど我々の故郷に疎遠を招く事なく、
何か多くの意識上に違いないと確信する。
我々は兄弟と同じ心情だ。
各抱擁で遠き故国を抱えこむ、
けれど、けして忘れる事はない。
別の友人達との出会い:
ドミンゴ・トルテローロとガルデルがしばしば行動していたあの夜から、
一ニヵ所一緒にいった場所、特別には競馬場。
何れかのテーブルから頻繁にガルデルを呼ぶ、
アルゼンチン人達や南アメリカ人達と同じ様な場面が多くがあつた。
彼らは同郷人達!
これらの前兆は、同じ様に主事にも好感を受け、
ガルデルは招待を受け決めた。
アルゼンチン人とウルグアイ人達の勧める一杯を受け断れるか!
その上、さらに広大して、それで十分、南アメリカ人!
ガルデルは毎晩毎にこのよう仕方で歓迎された。
思い出すが、多数の名前の中で、
カニャス、アルサガ・ウンスエ、デボト、
ボノリノ、サシアン、サンタマリア、他多数。
ある夜、メルセデス・サンタマリア婦人とボリビア財界実力者パティーニョ{c}が夫人同伴で占めるテーブルから呼び掛けられ、本当に誠心誠意に歓迎され全員一同招待を受けた。

ピアニスト、ルビンシュテイン{d}と共に:
ルビシュテインが聴きに来る!
我々の誰かが寸前に知らされ、
彼がガルデルにニュースを伝え。
ピアノの彼か? 直ちに、反応して;
今にビオラ(ギター)がどう言う物か知り尽くす、、、
これ全部気取らない上等の冗談、
自惚れも無く、芸術への正真正銘の心酔、
熱望と敬意を払いどんなに委ねたか。
そして、その様に起こった;
マスター(世界的に有名)はその夜ガルデルのカンシオン・クリオージャを堪能し拍手の上に、賞賛した批評した。


パリ、雪の降る午後:
我が友人達よ、読者の皆さん;
ここにある、部屋にて何か私にとって,
何か尊き物の様な思い出の大綱を立てこう辿る。
この尊き物はガルデルに関係している。
遠い午後の思い起こせる、
雪の午後でのパリ、
ある午後の生き生きした心に置かれた、
イメージの生まれ故郷の距離と海の上。
回想と郷愁の午後、思慕の午後。
歌おうと努めよう、、、
我々はある夜に-幾人かの南米の友人達の様にガルデルを聞きに来た-
パリのウルグアイ大使館のアルベルト・グアニ氏に出会う。
後日就任の祖国の大臣と副大統領。
ある日に彼と共にウルグアイ大使館に我々は訪問、昼食会に招待で。

”アニョランサス(郷愁)"{e}と歌々:
昼食会の後我々はその窓がブレヴァール(大通り)に面したホールに集合;
我々の多くには新しい景観の、雪が降るのを眺めていた。
並外れと行き届いた邸宅のオーナーの彼グアニ氏が、
我々に提供した夢の様なコニャック。
しかし全てとその様に、
あの時の温かい親密を享受した充足感を何か覆う。
ガルデルが我々に言う、如何したんだいムチャーチョス?
我々、悲しみに沈んで居るのかい?
祖国において、実は全員同じ考えであった。
実は沢山である、これはとても美しい、
疑いのない、だけどあれは我々のもの、、、
グアニ氏はその時ほのめかす;
我々に何か歌ってくださらないかね、ガルデル?、、、
そこに居た我々はきずいて彼の目論見を覚り、
ガルデルは応えずに、立ち上がり、我々に一瞥、一言;
それ、ギターを、ムチャーチョス、、、

注:
{a}フランス共和国大統領ガストン・ドーメルギ
{b}ドミンゴ・トルテローロ、アルフレド・べビラクギがタンゴ“グラン・ムニェカ(偉大な腕)”を捧げている。ムニェカはお人形の意味だが、ルンフアルドではジョキーを指す意味もある。したがって“グラン・ムニェカ”は偉大なジョキーと訳す。
{c}ボリビア、オルーロ市に記念館がある。鉱山資源で財を成した人物。
{d}クラシック音楽の巨匠ピアニスト、ピアソラ18歳の時に教えを請い、彼からヒナステーラを紹介される。
{e}バルス、ホセ・マリア・アギラール作詞曲,この回想の作者でもある。
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1 件のコメント:

El Bohemio さんのコメント...

ガルデルは同郷人達に囲まれた、パリの音楽活動。ウルグァイ大使館に招待されたり。やはりガルデルはホセ・アギラールと共にウルグァイ生まれの証拠である。