小生が書いてきたこの物語はガイドとしてボゴタで1985年に出版されたハイメ・リコ・サラサール著「ガルロス・ガルデルの人生と歌唱集」によるのだが、この内容はガルデル伝記作者で有名なフランシスコ・ガルヒア・ヒメネス著「ガルデルの人生」のほとんどの内容がコピー物である事に気ずいた。原本のヒメネス著の内容も事実を曲げた捏造物語である事に今頃気がついた。小生は他の資料を読んで行く課程でガルデル出生、遺言書は彼達の記事を基にせずウルグアイ生まれ説と遺言書は偽造で有ると解明した記事を書いた。ヒメネス著はガルデルがメデジンで事故死を遂げた後で二重唱のパートナー及び旧友であり同郷人ホセ・ラサーノの回想として書かれた伝記物であるが、この著書の意図はガルデルの財産管理人アルマンド・デフィーノとホセ・ラサーノ及びタンゴ作詩家ガルヒア・ヒメネス達が共謀の元にガルデルの財産とレコード版権を横取りする為にベルタ女史の一人息子に仕立て上げてしまったのである。
2010年3月6日土曜日
ガルデルのレコードリスト続編(SP盤からCD化ー2)
未公開曲シリーズー2
1:ア・コントラマノ/’29年3月1日/18268B/
パリー録音:リカルド、バルビエリ、アギラールらのギター伴奏
2:アングスティア(ジョラ・コラソン)/タンゴ/
①:’25年9月20日/18136A/
②:‘33年9月18日/18894A/
③:’33年11月6日?/18994A
と3回録音されレコードとして発売されている。
3:アプーレ・デランテーロ・ブエイ/
①:‘34年8月24日/ニューヨーク録音:テグリ・トゥチ楽団伴奏
(*)この録音は未発表なのでCD化された
②:‘35年3月20日、ニューヨーク録音:テリグ・トゥチ楽団伴奏/18943B
4:クリオジータ・デ・ミス・エンスエニョ/サンバ/’33年2月15日/18879B
5:デスデン/‘33年6月17日/18888A
6:ドゥエロ・クリオージョ/’28年10月11日/18251A/パリー録音:
7:エル・カレテーロ/‘28年10月11日/18251B/パリー録音:
8:フォリエ(ロク―ラ、気違い沙汰)/‘31年5月28日/(*)
①:パリー録音:バルビエリ、リベロールらのギター伴奏‘31年9月21日/18853B/
②:ブエノス・アイレス録音:バルビエリ、リベロール、ビバスらのギター伴奏
9:アラガン/
①:‘29年3月1日/パリー録音、アギラール、バルビエリ、リカルド、らのギター伴奏
②:'29年6月21日/19012/ブエノス・アイレス録音:
アギラール、バルビエリ、らのギター伴奏
10:オパ、オパ、オパ、
①’27年3月12日/未発表(*)
ブエノス・アイレス、新電気式録音:リカルド、バルビエリらのギター伴奏
②:’27年3月30日/18204A/
ブエノス・アイレス、電気式録音:リカルド、バルビエリ、らのギター伴奏
11:ラ・ムチャチャ・デ・シルコ/‘28年12月22日/18258A/
パリー録音:アギラール、バルビエリ、リカルドらのギター伴奏
12:ロ・アン・ビスト・コン・オトラ/
①:‘28年11月4日/18262Bパリー録音:
アギラール、バルビエリ、リカルドらのギター伴奏
②:’30年4月10日/ブエノス・アイレス録音:
アギラール、バルビエリ、リベロールらのギター伴奏/
③:‘30年4月15日/18809A/場所、伴奏者は上の曲と同じ
(注)②:は未発表曲
13:ミロンガ・センティメンタル/’33年1月23日/18874A/
ブエノス・アイレス録音:ペトロッシ、バルビエリ、リベロール、
ビバスらの4人ギターでの伴奏
14:ノ・テ・エンガニョ・コラソン/
①:’28年6月26日/ブエノス・アイレス録音、バルビエリ、リカルドらの
ギター伴奏/
②:‘28年7月6日/(*)①と同じ場所、伴奏者/未発表曲
③:‘28年12月15日/18253A/パリー録音:アギラール、
バルビエリ、リカルドらのギター伴奏
15:ポブレ・ミ・ガウチャ/シフラ/’28年12月22日/18259B/
パリー録音:前の曲と同じ伴奏者
16:ポル・ケ・メ・ダス・ディケ(何故俺を制止する)/‘29年3月1日/18270B/
パリー録音:リカルド、バルビエリ、アギラールらの伴奏
17:キエレメ/‘33年、フランス・パラマンゥト映画“カサ・エス・セリア”での録音曲
18:レクエルド・マレーボ(やくざの思い出)/‘33年、フランス・パラマンゥト映画
“カサ・エス・セリア”での録音曲
19:レンコール(嫉み)/‘33年1月25日/18876A/ブエノス・アイレス録音:
ペトロッシ、バルビエリ、リベロール、ビバスらの4人ギター伴奏
20:セクレト/‘33年1月23日/18875A/上の曲と同じ場所、伴奏者
21:セギ・ミ・コンセホ(俺の忠告に従えよ)/
①:’29年4月6日/(*)パリー録音:
リカルド、バルビエリ、アギラールらのギター伴奏、
②:‘29年6月21日/18273A/
ブエノス・アイレス録音:アギラール、バルビエリらのギター伴奏
22:ジョ・タンビエン、コモ・トゥ(俺も、君のよう)/‘29年9月10日/18287B/
ブエノス・アイレス録音:アギラール、バルビエリらのギター伴奏
フランス・パリーで録音した曲はアルゼンチンでは発売されなかったので、これらは新曲として発売されたわけだ。映画”カサ・セリア”のテーマ曲も当然に貴重な曲である。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿