2011年10月20日木曜日

ガルデルのCD-3(④プンターナ)

④:プンターナ(サン・ルイスの出身者)/サンバ/
歌:ガルデル-ラサーノ/作者:ガルデル-ラサーノ
(原作:ホセ・ベティノティ)/
1917年11月16日録音/レコード番号#18010A/

Hay una criolla en la rueda/人ごみにいるあのクリオージャ娘
que a mi me tiene penando ,/おれ自身を苛める,
ella se hace la que n’oye/彼女は意にもかけない
cuando yo le estoy cantado/俺が歌っている時も .
La criolla que yo les digo/俺の呟き,クリオージャ娘よ
no es alazana ni zaina ,/金髪でも栗毛でもなく
y en mi pecho seta metida /我が胸にくいこむ
como cuchillo en la vaina ./厄介な脅迫如く.
Lloro como llora un nin~o/泣くさ赤子の如く泣きじゃくる
porque no me corrisponde ,/なぜか愛し合うにはそぐわない
to te llamo , tu t’iscondes/きみをよび,君は雲隠れ
burla’ndote de mi carin~o/俺の慈しみを嘲る .

Ya no quiero ma’s amor ,/俺はもう恋はご勘弁
ya no quiero ma’s falsias ,/偽りごとはもうご勘弁
un mal con un bien paga ,/この不運に報え入る,
ya lo sabia , ya lo sabia ./すでに俺は悟っていた,すでに悟っていた.

Esta cancio’n la he cantao/この歌を君に歌ったさ
en casa del taita Pancho/バンチョおやじのところで
y uno guasus por oirla/そして,冗談を聞くために
voltiaron la puerta’el rancho/飲み屋の扉を開けひろげ .

プンターナとはサンルイス州出身の女性をこう呼ぶらしい。素朴な地方の可憐な乙女に心を射止められない悲しみ...ガルデルは素朴に切なく,切なく心を潤ませる唱声で訴えで迫ってくる。
前の3,4曲の原作者ホセ・ベティノティについては今年7月13日のガルデルとフォルクローレ(4)を参照ください。
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